ソーシャルイノベーションの事例として

身近な例として私が考えるソーシャルイノベーションは過疎地における高齢者への買い物難民の事例である。

私の地元では2年前までは地元のスーパーが一店舗あり、ここで生鮮食品や惣菜等一通りの日用品が揃う場所であった。

しかしながら、撤退が決まってから次のスーパーが入る予定もなく更地となってしまう。他のスーパーに行くにも車で最低10分はかかってしまう土地である。我々は車という移動手段があるので他のスーパーに出かけて事を済ませるが、高齢者や車を持っていない方の日常生活に必要なものを購入するには厳しい環境となった。

そこで、私の街ではまず、行政が循環バスを検討し、実際に運用を始めた。バスは1時間に一本という過疎地であり、電車も同様である。しかし、買い物用にマイクロバスの運用を始め、買い物をする方への運行を始めた。

また、それ以外に新たな動きとして、大手スーパーが移動販売車の導入を考え、地元で創業する方を募集し、地域において労働の提供と生活必需品を届けることができるようになった。

当初はいつ、どこで何時に移動販売車が来るかもわからない住民が多く、運用を始めるも認知度が低く、活用されなかったようであったが、口コミや地域のネットーワークを活用し、使われるようになった。

また、最近ではあるが、更地になったスーパーの跡地にコンビニを誘致し、コンビニ内に生鮮食品、野菜、日用品を置くようなスタイルのコンビニが建てられた。スーパーが立ち退き、買い物弱者が増えるであろうと予測していたが、それほど時間がかかる間もなく買い物弱者へのバスの運行や、移動販売車の導入、コンビニの誘致など数年以内に解決されるとは思わなかった。

過疎地では移動販売車やコンビニには抵抗がある住民も少なくない。しかし、置かれた環境下で生活するのに必要なものは何かを考え、地元のスーパーや行政の働き、また企業の参入(コンビニ)を経て、買い物難民問題が解消されたのはSIの一つではないかと考えている。

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